2009.09.23
[ 2.日々 ]
とあるタームの終焉。(※青春風味)
麻布の自宅兼仕事場はこれまでシェアハウスだった。
気が付けば、暮らしはじめて約7年が経っている。
はじまりは2002年の2月だった。
最初に勤めた編プロを辞め、銀座の制作会社に就職したタイミングで、
ハタチからのつきあいだったカメラマンが共同で家を借りていたデザイナーと大喧嘩。
結果、そのデザイナーを放逐し、僕と自分の弟子マツモトを呼び、
男3人での共同生活をはじめた。
2004年に制作会社を移籍。コピーライターになる。
んで、カメラマンが結婚して出て行って、
群馬で活動していたwasavi-designのkazuya氏が入居。
2007年春に僕が故障して会社を辞め、
kazuya氏のすすめで独立してRockaku設立。
同年にマツモトが南米に旅立って、その後約2年間行方不明になる。
その間、kazuya氏との共同生活が続き、
様々なサポートを受けつつ、Rockakuはどうにかこうにか軌道に乗る。
2009年に入ってマツモトは突然帰国するも、麻布には戻らず。
kazuya氏もこの秋、結婚準備のため転居を決めた。
そして今日の昼下がり。
「なんかさ、なにかが終わるって感じだねぇ」
kazuya氏との打ち合わせのあと、何となくつぶやいた僕は、
少しだけ感傷的になっていたのかも知れない。
「もう、こういう生活は一生ないんだろーな」
そう続けた僕は、完全に感傷的な気分になっていた。
別に継続を希求するわけではない。
自分にしたって、結婚までそんなに間があるわけではないので、
これからの1年前後は、人生初の一人暮らしだ。
やってみたいこともたくさんある。
ただ、この、自分たちにとっては極めて自然で、
ハタから見れば極めて異常な数年間が、
自分にとってどれほど大きいものだったのかを、
不意に思い知らされたのだ。
この家でコピーライターになって、
この家でRockakuをつくって、
この家で一人で歩くことを覚えた。
それは、この家じゃなければ、間違いなくあり得なかったことだ。
そう思うと、やっぱり少しだけ、感傷的になってしまうのだ。
でも、一人になったらなったで、
改装が楽しみなんすけどね。
