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遊ぶ 学ぶ 忍ぶ2018.07.02

オレは誰だ。

はい、別に記憶喪失ではありません。
(失いそうなくらい暑いですが…)


ふと思い立ったので、今回は「客観視」について書きたいと思います。
みなさん、一度くらいは自分を「客観視」した経験があるのではないでしょうか?


 

「得意なことは何か?」

「不得手な分野は?」

「好きな異性のタイプは?」
「周りからどう見られているだろう?」

「本当に今の仕事で満足か?」

「将来どうなりたいの?」

「そもそも自分は何者?」

「なぜここに存在しているのか?」

「生きる意味とは?」

「オレは誰だ?」
 
 

……なんか変な方向に行ってしまいそうなので、話を戻します。


 

客観視する力は、ビジネスの世界でも非常に重要だといわれています。

それはコピーライターの仕事も例外ではありません。


 

たとえばキャッチコピーひとつとっても、

 

「独りよがりな表現になっていないか?」

「クライアントさんが伝えたいことが集約されているか?」

「見る人や社会への配慮がなされているか?」

 

こういったポイントを客観的にチェックできないと、
なかなか残念なキャッチコピーになってしまいます(そもそもキャッチコピーたりえない)。


 

そしてもうひとつ。

「相手が自分自身を客観的に見つめ直すきっかけをつくる」ことも、
コピーライターの重要な役割です。

 

「自分たちが強みだと思っているものが、世間に受け入れてもらえない」

「経営の転換期を迎えているが、今後どの方向に舵を切ればいいか分からない」

など、クライアントさんはいくつもの悩みを抱えています。

そして、事業への想いが強ければ強いほど、
自分たちのことを客観視するのは難しくなるのではないかと感じます。

 

コピーライターは表現者ではなく、
ビジネスの課題をコミュニケーションで解決する職業です。
だからこそ、「書く」だけじゃ務まらない。
クライアントさんのビジョンや悩みを伺って、
「それって、実はこういうことじゃないですか?」と
客観的な立場だから気づくことのできる強みや価値、ウィークポイントをお伝えしたうえで、
言葉を軸にしたコミュニケーションを設計することが大切ではないかと思っています。


この「客観視」するスキルが、この1年で着実に身についてきたのではないかと
客観的に感じているところです。


そんなこんなで、Rockakuに入社して1年が経ちました。

これからも「オレは誰だ」と悩んでいる人の力になりつつ、
自分自身に対しても「オレは誰だ」と問い続けていきたいと思います。
(決して記憶喪失ではない)

みなさま、今後ともよろしくお願いします。